Yotsubakai社会福祉法人四ツ葉会 高齢者福祉部門 新卒リクルートサイト 2017

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新人研修

こんにちは、特養「元気の家」の松本です。 高齢者福祉部門の研修機関は特養「元気の家」です。私もここで新人研修を受けたし、この数年は新人研修の講師もさせていただいています。
私は就職説明会などで学生さんとお話しができる機会があるのですが、新人研修についての質問が何度かあり、いろいろとお答えさせていただきました。
このページでは、学生のみなさんが気になっているであろう新人研修の内容をまとめていますので、読んでみてください!

新人研修が2か月以上あるってホントですか?

本当です。
高齢者福祉部門では、新人研修を2段階に分けて行います。最初の1か月(4月)は「理論研修」で、次の1か月(5月)は「現場研修」です。
現場研修では、マンツーマンで指導してくれる先輩スタッフと一緒に勤務しながら、ひとりひとりの習得ペースに合わせて研修が続きます。
かなり丁寧に研修があるので、介護も福祉も未経験の方も、安心してお仕事が始められると好評ですよ!

4月の「理論研修」はどんな内容ですか?

法人の理念やケアワークの理論とその方法を学びます。
講師を務めるのは特養「元気の家」のフロアチーフが中心です。
理論研修の期間は、新人スタッフ全員が同じタイムスケジュールで行動しており、ここでグッと同期の仲が深まる……ようですヨ。

5月以降の「現場研修」はどんな内容ですか?

理論研修の期間中に自分が着任するフロアが決定します。5月は着任したフロアでの「現場研修」が始まります。 理論研修で習ったことを入居者様に対して実践していきます。最初は担当の先輩スタッフのやり方を見て学び、次に見守ってもらいながら自分でしてみたりと、徐々に自分でできるように進めます。

ここからは具体的な研修内容についてお伝えします。
ちなみに2016年4月の理論研修では、14項目計100時間の内容でした。とっても充実していますね!
それでは、理論研修の内容を少しだけお伝えしましょう。

Training1. 理念

・介護や福祉の現場で明確な理念が必要な理由とは?
・考えがブレないための行動基準とは?

新人スタッフの声

「介護に関しては特に人それぞれ価値観が違うから、理念がないとケアの方向性もチームワークもばらばらになりそうだと改めて思った。」
「理念が重要である意味を教わり、だからこそ特養の入居者すら元気にしようという困難な目標にも一致団結して向かっていけるのだと思いました。」

Training2. 報連相(報告・連絡・相談)

・95%にも及ぶミスやトラブルの原因とは?
・「報告」「連絡」「相談」それぞれの意味とは?

新人スタッフの声

「報告・連絡・相談のそれぞれの違いや具体的な手順を教えてもらうことで、やるべきことが分かりやすく理解できた。」

Training3. トランスファー(移乗介助)

・入居者様が元気になる移乗介助とは?
・スタッフが腰痛にならない移乗介助とは?
・ボディメカニクスとは?

新人スタッフの声

「スタッフが力を使わないコツや、一つ一つの介助方法を根拠と合わせて丁寧に教えてもらい、とても分かりやすかった。」
「実際、現場で実践してみて声のかけ方や足の位置で、介助量もずいぶん変わってくるんだと実感した」

Training4. 認知症

・現場に生かせる認知症の基礎知識とは?
・認知症の方への接し方、環境調整とは?
・根本的な問題解決のケアとは?

新人スタッフの声

「表情に気を付けたり、目線を合わせて話すことが大切なんだろうなとなんとなく思ってはいましたが、研修を受けてその根拠がよく分かりました。」
「認知症の方に対しても、積極的に機能の向上を目指したケアを考えていきたいと思った。」

Training5. 食事介助、口腔ケア

・嚥下のメカニズムとは?
・意欲的に食べていただくための声掛けの工夫とは?
・口腔ケアの重要性。

新人スタッフの声

「グループワークで意欲的に食事を摂って頂くにはどうすれば良いか話したり、実際に食事介助をしたりすることで、どのようにされると安心かなど、身をもって知ることが出来ました。」
「口から食べるためには、咀嚼、食塊形成、嚥下の3つの機能が必要であり、それらのアセスメントやその結果に基づいた支援方法を専門的に学べて良かった。」

出典:『口腔科学』朝倉書店

Training6. 排泄、オムツ外しの取り組み

・排泄ケアにおける自立支援とは?
・オムツ外しの方法とは?

新人スタッフの声

「オムツをすることは入居者様にとってもスタッフにとってもデメリットの部分が多い。オムツを外すことで入居者様の身体機能の向上にもなり、スタッフも介助負担が軽減されるというメリットがあるのだと分かりました。」

Training7. 入浴介助、整容

・身体機能の維持向上に繋がる入浴とは?
・個浴入浴を推奨するための浴室内の工夫とは?

新人スタッフの声

「施設の浴室を使って実践をしました。以前学んだトランスファーの動きを組み合わせての実践だったのですが、応用的な動きも多く頭をフル回転させました。あとは練習あるのみです!」

Training8. 看護

・高齢者に多い疾患や薬とは?
・実践編(バイタルチェック、感染対応)

新人スタッフの声

「以前実際にバイタルチェックをした事があったのですが、今日の研修で意外と知らなかったことが多いことに気付き、その根拠まで知れ、勉強になりました。」

Training9. リハビリ

・介護スタッフでもマスターできるリハビリの技術とは?
・ポジショニングやシーティングの目的とその方法とは?

新人スタッフの声

「リハビリに関しては全くなじみがなく、ほとんどが初めて聞く言葉ばかりでした。しかし、ポジショニングやシーティングなどフロアに上がった時耳にしていたため関心が強く、しっかり学ぶことができた。」

いかがでしょうか。

新人研修を終えるとひとり立ちできますが、決してここがゴールではありません。むしろここからが重要なんです。

「介護のプロ」を目指すなら、日々の勉強が必要です。元気の家には「介護のプロ」を養成するための人材育成の取り組みが充実しています。これについては「研修・勉強会など」ページに詳しく記載しているので読んでみてください。